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~巷で話題の・・・~

2023/8/18 (金)

最近は同業で業界最大手の会社の
不正に関する記事が、
連日ニュースをジャックしています。


その中でも度々登場する
「経営計画書(経営指針書)」
があります。


毎朝、朝礼でページを決めて
唱和をしていたようですが、
これに関しては素晴らしい取り組みで
あり習慣です。


頭で理解するというよりは、
読んで言葉で発して身体に馴染ませる。


読まないと何か身持ち悪いなって思ったら、
歯磨きを忘れてたような感覚と同様
おそらく日々のルーティーンを忘れた感覚になるのでしょう。


私は一部のメディアが報じる情報しか目にしていませんが、
気になったのはやはり中身です。


とある税理士事務所の調査によると、

経営計画書を作成している企業の8割が黒字企業

というデータがあります。


これは、
経営計画書を作っている=経営に真摯に向き合っている
ということが伺えます。


行き当たりばったりではなく、
計画を立ててそれに沿って企業経営を行っている企業は、
環境の変化が訪れても計画書に基づいた
軌道修正を行うことができます。


経営計画書を作成している企業の多くは、
中身を見直したり、修正を繰り返して、
毎期ごとに刷新しています。


本題に入りますが、
ここで重要になってくるのは
中身(内容)です。


報道で見て私が気になってのは、
かなり過激な表現や文言が
多用されていることです。


本来、経営計画書を正しく活用している企業は
社外秘でありながらも、
協力会社様や金融機関と共有しているケースが殆どです。


当社も毎年作成をし、
年に2回ほど全社で読み合わせをしたうえで、
金融機関や顧問税理士との共有を行っています。


毎年作成をし更新しているので、
一部の取引先からは
「今年の計画書はもうできあがりますか?」
と催促していただけるケースもあります。


私の見解になりますが、
報道で出ている計画書はあくまでも社内用で
取引先とは共有していなかったのだと
推測しています。


一般的に金融機関が企業に
融資を提案・実行するかの判断には
2つあると言われています。


定量評価・・・企業の収益性(損益計算書 P/L)
       これまでの実績と資産状況(貸借対照表 B/S)
       財務の体質(キャッシュフロー計算書 C/F)

定性評価・・・企業の体質、業界内での立ち位置、将来性、経営者の人望と資質


難しい言葉になってしまいました。


いずれにせよ、
金融機関は定量評価を中心としたデータで判断し、
融資を実行していたことが伺えます。
業界最大手の売上と収益性があるので
定量評価に伴う実績は言うまでもありません。


創業者のバイタリティと財務体質が、
かなり高かったことも推測できます。


ただし、
決算書だけでは読み取れない部分が
定性評価の部分です。


きちんと寄り添う姿勢のある金融機関や取引先は
現場の雰囲気や現場で働く社員の対応なども見て、
取引するかをしっかりと判断します。



「答えは現場にある」


今回の報道で改めて、
客観的に自身と自社を見つめなおし、
現場に足を運んだうえで
謙虚な姿勢と気持ちで経営をしていく次第です。



 
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